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「福井発!最新ウェブ2.0サービスを作ろうセミナー(FITEA&WCAF共催イベント)」レポート

FITEA(福井情報技術者協会)さんとWCAF(ウェブクリエイターズアソシエーション福井)さんの共催イベントである「福井発!最新ウェブ2.0サービスを作ろう」セミナー。
(4月20日開催。概要はこちらをどうぞ)

6月および7月に開催するアップグレードふくいの広報作業に手間取り、ちょっと時間が経ってしまいましたが先日参加者としてお邪魔してきましたので、簡単にレポートをアップしたいと思います。


[0]事務局(アル・デザインワークス:新出純壱さん)からのイベント趣旨などの説明

[イベント目的]
 ・最新のウェブトレンドを、開発者の観点から学習する。
 ・ウェブデザイナーとプログラマーの交流。

[WEB2.0って何?]
 ・WEB2.0とは何かを説明できる人。
 ・不特定多数無限大。ネット民主主義。必ずしも多数決を意味しない。多様性が重要。

[イベントテーマは「ウェブサービス(API)」]
 ・あなたのサイトの情報は他のサイトに表示できるようになっているか?
 (AmazonのAPI:AmazonECS XML形式のデータであるため、再利用することができる。)
 図書館システムと連動。ISBNで検索し、書籍の写真と説明を表示。RSSも一つの例。

 ・サイトの使い方をユーザーサイドが決める。
 ・サイト単位ではなく情報が中心。情報同士がつながることで新たな価値が生まれる。
 ・サイトを、情報を単位として考えること。
 ・再利用しやすいように見栄えと情報を分離して考えること。

[開発者が考えるべきこと]
 ・サイトを、情報(データ)単位として考えること。
 ・再利用しやすいように見栄えと情報を分離して考えること。
 ・サイトから押し付けられた使い方しかできない情報には価値がない


[1]Ruby on Rails入門(講師:橋本賢一氏((株)管理工学研究所 北陸分室))
10分でWeb2.0アプリを作る方法と題し、デモを行いながらのセミナー進行。実際、講師は5分程度でできちゃうという早業でデモを終わらせておりました。

当方、現在は事務職なのですが、大学時代はプログラムもカリキュラムに入っていたこともあり、多少はわかるかなと思っていましたが甘かったです・・・

細かい技術的なことはおいておいて(笑)、Railsの理念というのが非常に印象に残りました、無駄を省いて効率化し開発スピードを上げることを追求するストイックさに見習うことが多かったです。

[Ruby on Railsとは?]
 ・オブジェクトベースのオブジェクト指向言語。動的。Javascriptも。
 ・カスタマイズが必要な所だけ開発する。
 ・モデルビューコントローラー(mvc)を基に設計されている。

[Railsは、二つの理念に基づいている。]
 CoC-設定より規約
 ・テーブル名はクラス名を複数形化したもの
 ・主キーはオートナンバ型とする
 ・主キーのカラム名は'id'とする
 ・関連は、クラス名と_idをつけたカラムを外部キーとする

 DRY-同じことを繰り返さない
 ・スキーマを決め、それをテーブルとしてDB状に実装した
 ・Setter/Getterを自分で記述させない

 CoC:Convention over configuration(設定よりも規約)
 DRY:Don't repeat yourself(同じことを繰り返さない)

ここからデモの実演。実際の完成型を見せてもらった後に内容の説明へ。


[質疑応答]
 Q:業務に使った事例を知っているか?
 A:アメリカでは2005年から商用サービスをたくさん動かしている。
  日本ではドリコム等が商用サービスをおこなっていたかも?
  JavaからRubyへ。という本を永和で翻訳して出版している。
 
 Q:Railsが苦手なことというのはないのか?
 A:複雑なテーブル構造は苦手。複雑な部分はSQL分で対応することが可能。


[2]今、プログラマーが知っておくべきウェブデザイン(講師:吉村マサテル氏((株)デザイン・インプルーブメント))

[今、プログラマーが知っておくべきウェブデザイン]
 ・Web標準とは
 ・HTML、CSS、javascriptそれぞれの役割
 ・ライブラリを利用した明日から使える小技集
 ・変化しつつあるWebデザイナーの考え方
 ・プログラマーとデザイナーの関係

Web標準とはW3Cなどの標準化団体が取りまとめたWWWに関する技術仕様やガイドライン。
 ・話題の対象は、フロントエンド技術の「HTML」と「CSS」が中心。
 ・「swf (flash)」や「rss, atom (feed)」も、Webで標準的に使われる技術。
 ・「ブログ」の普及が貢献。
 ・Web標準に準拠する必要性が高まってきている。


Web標準に準拠するということ(具体例)
(例):img要素には適切なalt属性を付ける
    株式会社デザイン・インプルーブメント


[正しい記述とは]
 ・レイアウトのためにtable要素を使わない
 ・視覚表現のためにHTMLの要素を用いない
 ・strong要素は意味的な文書の強調に用いるものであり、太字の表現の為のものではない
 ・インデントのためにblockquote要素(引用を示す要素)を用いない
 ・h1要素はページ内に1つだけ などなど。

[javascriptライブラリの事例紹介]
 ・スムースにスクロールするページ内リンク。リファレンス、faq等に良い感じ。
 ・タブ・インターフェース
 ・クロスフェード表示。見たい時に見たいものを見れないのが難点。

[ライブラリの利用にあたり、ちょっと注意したいこと]
 ・利用者の使用感を向上させるために使おう(自分が喜ぶために使っちゃダメ!)
 ・javascriptとCSSがOFFの状態でも、情報が伝わることを確認しよう
 ・1ページ内に沢山詰め込むと重くなるよ!

 こういったライブラリの活用は、Webデザイナーの考え方に変化をもたらしています


[ユーザビリティテストが一番大事!]
(ユーザビリティテストで分かることの例)
「パンフレットが欲しい」というニーズと「資料請求」というラベルが結びつかない人がいる。 → 「資料請求」を大きめのボタンにし、「パンフレットをご希望の方」というキャプションを追加。さらにアイコンサイズの写真を追加。
コンピュータの操作に慣れていない人が多いことを知る、良い機会になる。

インターフェースはとても大事なもの(福井県の図書検索サービスは悪い例)


[質疑応答]
 Q:官公庁の人、ネットがフィルタリングされていてホームページを見れない。
 A:eビジネスをしているなら、ブログを始めるなら独自ドメインでやった方がいい。
 
 Q:Javaをしているが、ウェブデザイナーと仕事をしたいと思っている。
  具体的に一緒に仕事していく際、こころがけるべきことはあるか?
 A:デベロッパー自身がプロトタイプを作成できるのが良い。
  デザイナーと最初の段階でミーティング。都度確認しながら作業を進める。

 Q:flashとjavascriptどちらを追っていくのがおすすめ?
 A:どういったアプリケーションを作りたいか、によるとおもう。
  広告系についてはflashの方が良いのではないか。現状はjavascriptでは?
 
 Q:過去にプログラマーと仕事をして不満を持ったことはあるか?
 A:作って動いているのを見て仕様変更をしたくなる。
 無理にお願いしておこられたことがある。
 
 Q:プロトタイプを作成する際におすすめのツールなどはあるか?
 A:ヤフーデベロッパーに基本的なcssファイルを得ることができる。
 
 Q:web標準。実際仕事になると納期と予算が問題にならないか?
 A:ブラウザの対応度はどんな状況なのか?
 予算に合わせて、対応ブラウザを制限する場合がある。
 一度cssでデザインしてしまえば、tableに戻ることはないだろう。


[3]WEB2.0会議(参加者全員で、福井ウィジェットについて考える)
 こちらは、参加者全員が5-6名程度にわかれてのグループ会議で、福井に関連したウィジェットを発案するというお題で話をしました。

 自分が参加したグループでは色々な案が出たのですが、時間が限られていることもあってギリギリまで絞り込むことができず、最後はいろんなアイディアをごった煮にしたようなものになったのですが、全体で二位と大健闘でした。

 しかし、時間が経ったこともあり、各グループの細かいアイディアや名称が浮かばないのでご紹介できないのが残念です。


そして最後に。
講師や事務局のみなさん、無料のセミナーとは思えないほど資料等を作りこんでいらっしゃって、とても濃密な半日となりました。ありがとうございました。

今回は参加者として参加するのがメインで、たいしたお手伝いというのはできなかったのですが、ほんと、こうした有志の方の精力的な活動は、支援センターとしてもどんどんサポートしていきたいと思います。参加者・事務局・講師のみなさん本当におつかれさまでした。


FITEA事務局では、イベント終了後のレポートをアップしており、参加者の方の感想やブログレポート、当日使用したレジメの一部などを公開していますので、ぜひこちらもご覧くださいませ。

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