さて、既に一週間前のお話にはなりますが、アップグレードふくい Vol.19にて湯川鶴章講師にご担当いただきましたセミナー「テクノロジーになる広告と、経済のリワイヤリング -360度マーケティングの最先端で見えてきた次のビジネスチャンス-」の事務局ログをアップします。
あ、ちなみにイベント開催時の写真をネット上にアップいたしましたので、よろしければご覧くださいませ。
[アップグレードふくい Vol.19 イベント写真 | 30days Album]
※合言葉:「ugf19」←お手数ですがご入力ください。
※今回のアルバム作成には、paperboy&co.の30日限定オンラインフォトアルバム「30days Album」を利用しています。
今回、アメリカの事例を中心にお話しいただきましたが、モバイルについては日本が世界で最も進んでいる分、事例がありませんでしたね。ぜひ、また将来モバイル部分をテーマにお話しいただけるといいなあなんて思ったりしております。
では、ここより簡単にログを。
・過渡期において、どの業界にも見られる標準的な推移とは
(追いつかれて、拮抗する時期を経て、大きく差をつけられる)
・それまで業界の中心だったコア領域はじわじわ縮小していく。その他の領域は、広く薄く拡大していく。
[広告のテレビ離れはいつ?]
・デジタルネイティブ(若い世代)が決裁権(40代?)を持つ時。
・オンライン広告の効果測定の優位性に、広告主が気づいた時。
・2011年の情報通信法で。
(「放送と通信の融合」・「放送・通信分野の相互参入と競争の促進」を図る観点より、現状では電波法・放送法・電気通信事業法などに分かれている放送・通信関連の法律を「情報通信法」(仮称)に一本化する動きが進んでいる(wikipediaより))
[グレー部分を制するのは何か?]
・ただ、いつ崩壊するかは大した問題ではない。次の担うのが何なのか?が重要。
・いずれ、コア領域は減り、グレー部分が拡大することは明らか。
・その中のひとつとして、「テクノロジー」が有力。
(検索連動型広告の入札の自動化などは、好例。)
[広告の究極の姿とは?]
・究極の姿とは、三河屋さん的なコミュニケーション・サービス・セールスの提供
(テクノロジーが実際のサービスの多くの部分を担当することになるが、三河屋さんという言葉には、顧客の趣味思考を理解し・的確な商品・サービスを提供してくれるという「信頼(トラスト)」が重要なキーワードなんじゃないかと思う。)
・既に一般的な捕らえ方で行くところの広告の範疇ではない、新しいサービスの提供。
・コンピュータと顧客との結びつきが進むほど、従来のマーケティングは効かない。
(従来の広告から、ITインフラへのシフトが起こる)
・ネットワークは多岐に渡る。(家・車・携帯・店舗・・・)
[米国での取材報告(現在、どこまで進んでいるのかの確認)]
・Amazonのサービスは、レコメンデーションやアフィニティマーケティングなどの手法を薦めているが、正直まだまだ。というか、うざいことも多い(笑)
・そもそも、1社でユーザーの嗜好を把握しようということ自体に無理がある。
・それぞれの分野でその時々のサービスを組み合わせることが必要。
(総合ベンダーでは実現できないサービスが提供可能な時代。Googleであっても支配することはできない。)
・核となる技術は「ウェブ解析」「CRM」「広告配信」の3つ
(ウェブ解析はオムニチュア、広告はダブルクリック、CRMはセールスフォース・ドットコム。その他の会社のサービスも、API連携で簡単に利用可能)
・メールマーケティングの連携の例
(購入直前にやめた客に自動で割引メール送付。これはある意味恐ろしいサービス。自分だけでなくかなりの人が、高確率で購入しそうな予感。でも、逆に普及しすぎると、毎回購入時にカゴに入れて戻すかも(笑))
・レスポンスは5分以内の効果が抜群。逆に30分以上経つと1/100。
[近未来予測・デジタルサイン]
・デジタルサイネージは、ある意味リアル版のオンライン広告。
・飲み屋などに、フラットディスプレーを無料で設置。さらに広告の1/2を提供。
・ウォルマートなどの店舗内でもデジタルサイネージが普及。
(購入する直前の広告は非常に効く。)
・アメリカでは、5年以内にテレビ広告を抜くのではといわれている。
・というか、テレビは既にマスメディアではなくなったともいわれる。
・アメリカでは、ラスベガスがマスメディア。アメリカ人がみんな来るから。
・家庭をつなぐハブとして、AppleTVが注目されつつある。
[今後の課題・展望]
・課題は「広告配信の標準化」
・既に、Googleが特許を申請中。
・オンラインとリアルとの連携。
(このあたりを設計するのが、広告屋さんの仕事になるんじゃないか。)
・今まで「広告」と考えていた広告市場は消費者へのアプローチの自動化が進むに従って減少するだろう。
・的外れな広告が減っていくかどうかで、マーケティングインフラの完成度を図ることができる。
・プライバシー対策(=その会社・サービスへの信頼)がキーになる可能性。