センター活用事例
技術開発の支援事業
技術開発
株式会社フィッシュパス
水産業の振興と生態系保全を目的とした、環境DNA調査の社会実装を実現するプラットフォームの開発
<活用事業>
- 成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-Tech事業)
- 代表者名
- 西村 成弘
- 所在地
- 坂井市
- 業種
- インターネット付随サービス業
- 事業内容
- オンライン遊漁券アプリの企画・開発・運営
事業活用までの経緯
同社はオンライン遊漁券アプリ「フィッシュパス」の企画・開発・運営を行っている。
現在の川の生態系調査は、主に投網、潜水調査、釣り人への聞き取りであり、人的・資金的負担が大きい。そこで、水中のDNAを分析することで、採水のみで生態系をモニタリングできる環境DNA調査に着目した。本技術を用いた生態系調査の社会実装を目指して、経済産業省の補助事業「成長型中小企業等研究開発支援事業(Go-tech事業)」の活用を検討し、事業管理機関である当センターの支援により事業をスタートした。
活用内容
令和5~6年度Go-tech事業により、調査依頼から採水、分析、データ提示までを一元管理できるアプリケーションや、専門家以外でもサンプル汚染を起こさない採水キットを開発し、生物多様性や生態系保全、環境改善、漁業の変革と発展に貢献できるサービスの事業化に成功した。