センター事業活用事例

山田兄弟製紙株式会社

よろず支援拠点

和紙製のマスクケースを開発。コロナ禍の売上減少をカバー

代表者名 山田 晃裕
所在地 越前市
業種 製造業
事業内容 越前和紙、各種和紙製品
PDF https://www.fisc.jp/example/wp-content/uploads/sites/20/2022/11/PDF-1-1.pdf

事業活用までの経緯

和紙製の企業向けのノベルティは春から夏にかけての主力商品だが、これらの売上がコロナ禍の影響で展示会などがゼロになったことでほぼなくなってしまった。時間が経てば回復するという保証はなく、別の分野での売上確保を図らねばならなくなった。
こうした状況下でマスク着用が常識となり、これに関連する商品のニーズが出てきたことから越前和紙で携帯用のマスクケースを開発したい、という相談を受けた。

活用内容

調査の結果、マスクの形状は集約できそうなことがみえてきた。そこで、長財布型と2つ折型を基本パターンとして検討するよう提案した。また商品の細部については、紙で試作を行い、よろず支援拠点のコーディネーターとの打合せで適切な形状を考案した。色や柄についても、女性がターゲットとなることを念頭に女性コーディネーターが同社からの提案を精査し、改善点を指摘しながら改良を進めた。その結果、構想から1カ月で製品化に成功し、飲食店やホテル等からの受注確保につなげることができた。