中小企業等外国出願支援事業
特許の外国出願に要する経費を補助し、海外での事業展開をサポート
代表者名 | 安本 悟司 |
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所在地 | 福井市 |
業種 | 建設コンサルタント |
事業内容 | 消・融雪含む機械設備設計、地中熱冷暖房研究開発など |
https://www.fisc.jp/example/wp-content/uploads/sites/20/2019/10/2019_jirei_12.pdf |
事業活用までの経緯
どこにでもある地中熱(地下200m以内で日本では13~20℃程度の年中安定した熱源)は、省エネとCO2削減の効果の高い自然エネルギーとして注目されている。しかし、地中熱を利用するための地中熱交換器設置コストが高い事が課題であった。それを解決するために、これまでNEDO事業で研究開発してきた低コスト池中冷暖房システムを事業化する上で、海外での事業展開も見据えている。
この度、新工法の地中熱交換器の日本国内特許取得を契機に、PCT国際出願の指定国の国内移行を行う事にしたが、潤沢な資金の無い零細企業につき、費用面で指定国数を限定すべきか迷っていた。

活用内容
本事業により、PCT国際出願の国内移行段階費用の補助を受け、米国をはじめ5ヶ国に出願を行った。当社は、当該特許技術のライセンスによる海外事業展開を考えているため、各国言語への翻訳料や現地手続費用9補助を頂けた事で、指定国数を増やす事ができ、事業拡大の可能性が広がった。
利用された 企業様の声
代表取締役 安本 悟司 氏
お陰様で現在、海外の1社とライセンス契約が確定しました。これを足掛かりに将来はASEANを含む全世界への事業展開を考えています。本事業は知財戦略の一助として、他の企業様にもぜひ活用していただきたい事業だと思います。