センター事業活用事例

福井缶詰株式会社

ふくいの食品戦略的販路拡大支援事業

好機を活かせ! “鯖缶”ブームを追い風に新市場への販路開拓に挑戦!

代表者名 重田 軍治
所在地 小浜市
業種 食品製造業
事業内容 缶壜詰食料品の製造加工販売
PDF https://www.fisc.jp/example/wp-content/uploads/sites/20/2019/10/2019_jirei_9-10.pdf

事業活用までの経緯

 昭和18年に日本海側随一の水産缶詰工場として設立した同社は、こだわりの原料(かにや鯖等)を自社で買い付け、独自の技術力と製法により、大手メーカーからのOEM生産を中心に事業展開してきた。
 同社では近年の健康志向を背景とする空前の“鯖缶”ブームを好機として捉え、OEMでの受託製造に加えて、オリジナルブランド“鯖缶”の更なる全国への販路拡大を目指していた。
 しかしながら、大手メーカーからのOEMでの受託製造を中心に業容拡大してきた同社には、営業を専門にする部署がなく営業人員が不足していたため、新市場への販路拡大に向けて、食品バイヤーとの効率的なマッチングを希望していた。

活用内容

 同社は県外の大手食品商社や小売店等のバイヤーと商談機会が得られる当事業を利用し、食品商社が首都圏や北陸地方で独自に開催する展示会に出展した。
 昨今の“鯖缶”ブームもあり、低価格帯の国産鯖缶が品薄状態にある中、高品質な鯖を原料とする鯖缶を安定供給できる同社には、多くのバイヤーが足を止め、具体的な商談が積極的に交わされていた。
 その結果、首都圏を中心に多店舗展開する高級スーパーとの取引が始まるなど多くの成果に結びつき、オリジナルブランド“鯖缶”の県外への販路拡大の足掛かりとなった。