センター事業活用事例

株式会社北陸濾化

中小企業等外国出願支援事業

特許・商標の外国出願経費を補助し海外での事業展開を支援

代表者名 森家 英幸
所在地 鯖江市
業種 製造販売業
事業内容 化学工業薬品の製造・販売
PDF https://www.fisc.jp/example/wp-content/uploads/sites/20/2018/05/2018_jirei_8.pdf

事業活用までの経緯

 同社は、チタンやステン、炭素鋼などの微細切削加工時に発生する酸化被膜やバリを、細部にわたり均一に溶解させ除去することができる金属表面処理剤「ホロクリン」シリーズの研究開発・製造販売を行っている。
 現在、国内での販売の他に海外への輸出を手掛けており、今後はさらに輸出取引の拡大を検討している。外国企業に商品を販売する上で、商品のブランド化と共に、他社製品技術との接触を避け技術を保護する観点から、海外での商標取得・特許取得が必要であるとの考えに至った。しかしながら、海外への商標・特許出願には多額の費用がかかるため、当センターの外国出願支援事業を活用することとなった。

活用内容

 当事業の活用により、出願費用や弁理士費用等の補助を受けることができ、中国への商標・特許の出願を計3件行った。この出願により中国での拡販体制を整えることができた。同社技術を用いて作られた顧客製品の販売における優位性の確立、製品保護を可能とすることで、同社商品の安定した販売が期待できる。今後は当社の技術をさらに幅広い製品分野に展開していくことを目指している。現地販売店を通して継続的なプロモーション活動を行い、さらなる販路の拡大につなげる。