【ねらい・特徴】 |
この研修では、糸からアパレル商品までの、設計・製造に関する一連の基礎知識を習得します。 織布、撚糸、製織準備、染色企業等の初・中級技術者は、関連工程の技術を把握するとともに担当技術力の向上を、また、繊維商社や繊維関連業種の技術者や商品企画・営業担当者は、商品企画力の向上につながるよう学びます。 |
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【研修日】 | 5/18(木)、5/23(火)、5/25(木)、5/30(火)、6/1(木)、6/6(火) (6日間/36時間) |
【対象者】 | 織布、撚糸、準備、染色企業等の初中級技術者、繊維商社や繊維関連業種の技術者、商品企画・営業担当者 |
【受講料】 | 40,000円(消費税込) |
【講 師】 |
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【定 員】 | 25名 |
【詳 細】 | 案内チラシ(PDFファイル)[511.7KB] |
【会 場】 |
初日~5日目:福井県中小企業産業大学校 (福井市下六条町16-15 TEL: 0776-41-3775) 6日目:福井県工業技術センター (福井市川合鷲塚町61字北稲田10 TEL:0776-55-0664) |
カリキュラム
プログラム(各日9:30~16:30) | |
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初日:5月18日(木) 会場:福井県中小企業産業大学校 ■総合ガイダンス 各科目のポイントと繊維基本用語の解説 ■繊維材料 化合繊を中心にした衣料・非衣料分野の 素材開発動向 講師:J-Nam技術研究所 技術士 中川 潤洋 氏 ――――――――――――――――― 2日目:5月23日(火) 会場:福井県中小企業産業大学校 ■糸加工技術 織物の高付加価値化を図るための 撚糸、糸加工技術 講師:安部技術士事務所 技術士 安部 正毅 氏 ■製織準備・製織技術 サイジングマシン、織機の機構的特長と その調整管理技術 講師:津田駒工業(株) 担当者 ――――――――――――――――― 3日目:5月25日(木) 会場:福井県中小企業産業大学校 ■縫製技術 アパレルの製造プロセスと品質 講師:田中技術士事務所 代表 田中 厚三 氏 ■染色加工技術 化合繊織物を中心とした染色加工 講師:ウラセ(株) 常務取締役 米澤 弘修 氏 |
4日目:5月30日(火) 会場:福井県中小企業産業大学校 ■ニット技術 ニットを中心とした テキスタイル製品の特長と用途 講師:(株)ヴィオレッタ 国際部 藤井 精司 氏 ■産業資材技術 合繊繊維を中心にした 繊維産業資材の実態と動向 講師:(一社)日本繊維技術士センター 理事 西中 久雄 氏 ――――――――――――――――― 5日目:6月1日(木) 会場:福井県中小企業産業大学校 ■アパレル業界のトレンドとこれからの傾向 ファッショントレンドと 多様化する顧客ニーズ 講師:(株)フェアイースト ディレクター 東 重美 氏 ■繊維のシミュレーション技術 コンピュータを使用した アパレル製品(織柄・編柄)の 着用シミュレーション技術 講師:(株)トヨシマビジネスシステム 原 健太郎 氏 ――――――――――――――――― 6日目:6月6日(火) 会場:福井県工業技術センター ■織物組織、織物規格 講師:福井県工業技術センター 繊維研究G職員 ■織物分解設計【講義・実習】 講師:福井県工業技術センター 繊維研究G職員 |
【受講者の声】
- 繊維の基本的な単位や換算式についてしっかりした説明があり、分かりやすかった。
- 普段、製織に関わる中で、準備段階での張力安定、毛羽処理、ノリの付着率等の考え方が役立つと感じた。
- 糸について知りたいと思っていた内容ばかりだったので、とても参考になった。
- 染色方法や加工法の名前がでてきて、詳しく解説があり理解できた。使ってはいけない成分等がどんどん出てきて、開発は大変だと感じた。
- ファッションの事にはあまり興味がなく知識もなかったが、資料に写真や具体的な記載があったので、理解できた。
- データで簡単に色やピッチを変更でき、組織を入れてよりリアルに見えるのが便利だと感じた。
- 産業用資材繊維の幅広さと、それぞれの用途に合わせた加工や機能性に驚いた。
- トレンド情報分析のノウハウを大手商社で勤め上げてこられた講師から講義を聞けたのは、大変価値のある内容だった。
- 丸編み、横編み、経編みを実際の使用製品例の画像と共に説明があり参考になった。スマートテキスタイルの話も良かった。
- 織物組織について、あまり理解できていない部分があったが、それぞれの図があり、とても分り易かった。