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平成26年12月6日(土)に、学生がソフトウェア開発技術を競う「ふくいソフトウェアコンペティション2014」の表彰式が開催され、各賞の受賞者が決定しました。
従来の一般部門に加え、今年度からオープンデータ部門・ウェアラブルデバイス部門を新設して、計3部門での募集となりました。全体で14作品の応募を頂き、どれも学生らしい柔軟なアイデアが発揮されたレベルの高いコンテストになりました。
中でも特に実用性と優位性が高い作品に、各賞が送られました。各賞受賞者について簡単にご紹介させて頂きます!!
<福井県ソフトウェア大賞> 一般部門
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<受賞者> 福井県立鯖江高等学校 庄司 明洋さん
<作品名> KSL
KSLは、Windowを使いながら、Linux用のコマンド(UNIXコマンド)を有効にするソフトで、拡張性の高いプログラムでした。またプログラムの完成度もさることながら、審査での堂々としたプレゼンテーションは、高校生離れしており、審査員からの総合的に高い評価を得ました(ベストプレゼン賞も受賞)。
※残念ながらご本人欠席のため、表彰式はお母様に代理でご参加頂きました。
<福井県ソフトウェア大賞> オープンデータ部門
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<受賞者> 大原テクノデザインアート専門学校5名 (代表者)中尾 憂稀さん
<作品名> ふくい安心MAP
ふくい安心MAPは、福井県内のオープンデータを利用し災害時や緊急時の利用を目的としたウェブアプリケーションです。避難所・AED設置場所へのルート検索や不審者情報・避難所周辺情報の投稿・共有を行うことが可能です。避難所データは、福井市・坂井市・鯖江市のオープンデータを、AEDデータは鯖江市のオープンデータを利用するなど複数のオープンデータを利用しており、非常に実用性の高いアプリケーションとして評価を得ました。
<福井県ソフトウェア大賞> ウェアラブルデバイス部門
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<受賞者> 大原テクノデザインアート専門学校6名 (代表者)笹嶋 誉了さん
<作品名> ManuAR(まにゅあ~る)でござ~る
ManuARでござ~るは、ウェアラブルメガネ(MOVERIO)とAR 拡張現実 をうまく活用し、ウェアラブルメガネをかけながらマニュアルが表示されるアプリケーションです。マニュアルの煩雑性を見事に解決したアプリケーションで、着目点の良さが評価されました。
<福井県IT産業団体連合会> 会長賞
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<受賞者> 福井県立藤島高等学校 眞田 嵩大さん
<作品名> codedu
codeduは、ファイル圧縮などの実用的機能も提供する、符号理論の学習を支援する、符号理論ライブラリです。眞田さんは高校生でありながら、通常は大学で学習する符号理論をよく勉強されており、その数学的な考察をプログラム化した点に高い評価が与えられました。
<協賛企業賞> 株式会社ignote賞
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<受賞者> 大原テクノデザインアート専門学校3名 (代表者)石田 啓悟さん
<作品名> DIG TO DO
DIG TO DOは、Android向けの2Dゲームです。画面上をスライド操作すると地面に穴を掘ることができ、敵の攻撃やワナを抜け、土の中に埋もれている財宝や仲間たちを探してゴールを目指します。ネットワーク対戦か可能であり、作品の完成度はについても非常に高い評価を得ました。ぜひ実際に、ゲームを公開して頂きたいです。
<協賛企業賞> 株式会社ALL CONNECT賞
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<受賞者> 大原テクノデザインアート専門学校6名 (代表者)山下 依智子さん
<作品名> Ps
Psは、USBカメラを使って駐車場の空き状況(車の有無)を検出し、管理するウェブアプリケーションです。サービスの利用者だけでなく、駐車場の管理者の双方にメリットがあり、実用価値や商品化に非常に期待が持てる作品だという評価を得ました。安価での実用が可能ということも高く評価を得ました。
<以下その他特別賞>
ベストプレゼン賞
<受賞者> 福井県立鯖江高等学校 庄司 明洋さん
<作品名> KSL
フューチャー賞
<受賞者> 福井工業大学 山田 寛之さん
<作品名> Cross Word
フューチャー賞
<受賞者> 福井大学 村瀬 穂貴さん
<作品名> XBeeを用いた投票システムの集計・開票プログラム
フューチャー賞
<受賞者> 福井大学 山本 裕玄さん
<作品名> 位置情報を用いた災害情報伝達システム
<受賞者 集合写真>
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ふくいソフトウェアコンペティション2014は、オープンデータ部門・ウェアラブルデバイスの新設などもあり、募集作品のジャンルが多岐にわたりながらも、ひとつひとつの作品のレベルが年々高まっていることを感じました。一方で、高校生が初の大賞を受賞するなど、受賞者の年齢層が若年化していることも傾向としてあげられます。プレゼンテーションも驚くほど上手でした。。。
パソコン1台あれば開発できる時代になり、今後この流れは一層加速していくように予想されます。その中で、ふくいソフトウェアコンペティションが才能あふれる学生さんのよき発表の場になるよう、今後もより一層努めて参ります。
それではまた、次回お会いしましょう!