企業内システム管理者研修  ★★★★☆(上級レベル) [座学演習]

情報セキュリティ担当者・管理者のための
クラウドサービス活用におけるセキュリティ管理システム構築入門

研修のねらい

クラウドサービスの普及に伴いクラウド特有の情報セキュリティリスクへの対応が必要となってきています。

本講座では、ISMS(情報セキュリティ管理システム)導入組織がクラウドサービスを安全に利活用するための対応方法について、ISMSにおけるリスク管理とクラウドセキュリティのガイドラインをベースにしながら体系的に講義とグループ演習を通して学習します。

ここがポイント

  • クラウドサービス導入におけるリスクに応じた対策の考え方が理解できます。
  • クラウドサービス特有のリスクを把握し、適切な管理策についてガイドラインを活用しながら列挙できます。
  • クラウドサービスを安全に利活用できる環境の構成を把握し、その実現に必要な対応が説明できるようになります。

受講対象

  • これからクラウドサービスを活用してISMSの構築や運用を担当する方
  • 前提知識:情報セキュリティ対策技術の基本となるアクセス制御、認証、暗号、ウイルス対策などの知識があること

内容

1日目

  • 講義
  •  第1章 クラウドサービス適用に向けた情報セキュリティへの取り組み

      1.1クラウドサービスの状況と概要

      1.2 情報セキュリティの状況とガイドライン

      1.3 情報セキュリティの基本概念

      1.4 クラウドサービス活用による情報管理への影響

     第2章 クラウドサービス導入におけるリスク管理

      2.1クラウドサービス活用でのリスク対応の考え方

      2.2 リスク管理によるクラウドセキュリティの実現

      2.3 詳細リスク分析の作業

  • 演習
  •   クラウドのための情報資産管理台帳の作成

      クラウドサービス導入に向けたリスクの洗い出し

    2日目

  • 講義
  •  第3章 クラウドサービス活用のための情報セキュリティ管理

      3.1 ISMS活用によるクラウドサービス利用の安全確保

      3.2 ISMS認証制度の概要

     第4章 クラウドサービス利用環境における情報セキュリティ確保

      4.1 クラウドサービス利用のためのセキュア環境構築

      4.2 セキュアなクラウドサービス利用環境の維持

  • 演習
  •   クラウドサービス導入に向けたリスクの洗い出し(1日目の続き)

      クラウドに関連する管理策の確認

      クラウドサービスの利用に必要な管理策の選択

    講師

    河田 淳也 氏
    株式会社富士通ラーニングメディア

    eラーニング・リモート研修などの制作・運営を経て、研修講師として人材育成に従事。企業・組織、団体におけるISMS推進者や情報セキュリティ管理者、内部監査人、ICT技術者のスキル向上などを支援。一人ひとりの成長と組織全体の情報セキュリティレベル向上に貢献している。

    受講者からのご意見

    • 最新のセキュリティ事情を知ることが出来た。
    • 教えていただいた内容を理解できると、取引先との具体的な話し合いもできて有益だろうなと感じました。
    • テキストが図解多くて見やすかったです。

    申し込み

    令和5年12月4日(月)~5日(火) 9:00~17:00  中止
    定員 : 12人
    受講料: 27,500円(税込・テキスト料込)
    会場 : 福井県産業情報センター

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