センター活用事例
技術開発
中山商事株式会社
新事業フロンティア大賞の受賞が子供向け知育教材のPRを後押し
<活用事業>
- 新事業フロンティア大賞【奨励賞受賞】
- 代表者名
- 中山 裕一朗
- 所在地
- 福井市
- 業種
- その他の紙製品製造業
- 事業内容
- 紙製品の一貫加工(紙の貼合(合紙)、打抜き加工、断裁加工、Vカット加工等)
- 掲載パンプレット
- 活用事例集2012
事業活用までの経緯
創業85年の紙加工メーカーである当社は、板紙の合紙で厚み・強度を持たせる技術を得意としている。一方、当社社員であり元将棋日本一(女流アマ7冠)の石内奈々絵氏は、小さい子を持つ親心から「子どもの頃から脳を育て、将来は世界で活躍する人に育ってほしい」との思いを抱いており、自身の将棋経験を活かした企画を模索していた。その結果、当社の紙加工技術を活かし、「集中力・想像力・先読み力」を育てる遊び方を豊富に揃えた紙製の教材「きょうりゅうしょうぎ」を開発した。さらに、これを使用した教育プログラムも開発したが、事業の効果的なPR方法が課題となっており、販路開拓の支援を受けられる「新事業フロンティア大賞」に応募することとなった。
活用内容
「きょうりゅうしょうぎ」の駒に、親しみやすいデザインの恐竜と進行方向のマークを描き、幼児でもルールを直感的に理解できる点などが審査委員に評価され、「大賞」に選出された。また、恐竜デザインは福井県のPRにもつながるものとして関心度が高く、新聞等から多数の取材を受けており、大賞受賞が事業への評価を後押ししている。
現在は、商品のブラッシュアップと量産化の準備を進めるとともに、保育所等を中心に脳を育てる「きょうりゅうしょうぎ教室」を開催し、事業の拡大を図っている。
利用された企業様の声
代表取締役社長 中山 裕一朗 氏
このたびは、「新事業フロンティア大賞」を受賞させていただき、誠にありがとうございます。お陰さまで、新聞、テレビ等マスコミ各社に数多く取り上げていただくことができました。また、恐竜博物館で「きょうりゅうしょうぎ教室」を開催することもでき、事業PRに大きな効果がありました。大賞受賞をきっかけに、「きょうりゅうしょうぎ」と子どもの脳を育てる教室事業を全国展開していきたいと思います。