センター活用事例

専門家相談
福井県よろず支援拠点
株式会社三星
プロダクトアウトからの脱却! 段ボールの価値再定義で新規開拓
<活用事業>
- 福井県よろず支援拠点
- 総合相談窓口
- 代表者名
- 灰谷 佳洋
- 所在地
- 坂井市
- 業種
- 製造業
- 事業内容
- 紙器製造並びに販売、プラスチック製容器の加工並びに販売
事業活用までの経緯
同社は長年の歴史を持つ段ボール箱メーカーであるが、原紙価格の上昇や厳しいコストダウン要求に対し、従来の3DCADを活用した設計による効率化だけでは将来展望が見えなくなっていた。そこでコロナ禍の中、企業ユーザー以外の新規開拓を目指して事業再構築補助金を活用し、北陸初のデジタルフルカラー印刷機を導入した。
しかし、「最新設備を導入すれば需要が生まれる」というプロダクトアウトの発想にとどまり、既存客からの反応もなく新たな市場も見えない状態に陥った。印刷機の機能や価値を「誰に・どのように提供してマネタイズするか」という戦略的議論が社内で不足しており、事業化への道筋を描けず相談に至った。

活用内容
よろず支援拠点のコーディネーターを交えて月2回のミーティングを設定し、新設備の可能性を探るべくターゲットと提供価値の整理を行った。段ボール箱の機能を見直す議論を通じ、単なる梱包材ではなく「企業とユーザーのコミュニケーションツール」であると再定義した。
そこに小ロット印刷の柔軟性を活かした情報発信機能を付加し、顧客の売上増加に貢献する「販促ツール」へと昇華させる戦略を構築した。この過程で、企業目線のプロダクトアウト思考から、目に見えない価値を商品化する思考への移行を支援した。結果として、営業担当は箱ではなく「販促企画とデザイン」を提案するようになり、半年後には新規受注を獲得して新たな営業スタイルが定着した。

利用された企業様の声

代表取締役社長 灰谷 佳洋 氏
他社との差別化や新たな事業構造の確立を想定して導入したデジタル印刷機でしたが、事業化の道筋は見えていませんでした。よろず支援拠点の助言や提案によって本当の価値を整理したことで、ダンプロが事業として立ち上がりました。同業他社でも印刷機の価値が理解できていないとほとんど活用できておらず、本当の価値の理解が成功の要因になったと感じています。




