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ふくいの逸品創造ファンド事業
越前漆器株式会社
越前漆器の伝統技術を活用した箸の商品開発と販路開拓
<活用事業>
- ふくいの逸品創造ファンド事業
- 専門家派遣事業(デザイナー)
- デザインマート事業
- 代表者名
- 森下 直樹
- 所在地
- 鯖江市
- 業種
- 漆器製造・卸売業
- 事業内容
- 漆器の器及び小家具類の 商品企画、卸売
- 掲載パンプレット
- 平成20年度 活用事例集
事業活用までの経緯
当社は、これまで漆の「器」を中心に扱ってきたが、近年のライフスタイルの変化や安価な中国製品の影響により販売不振が続いており、売上はピーク時( 平成2年~3年) の約4割にまで落ち込んでいる。
そこで、伝統工芸越前漆器に伝わる技術を活用し、日本人にとって必需品であるが、当産地では殆ど製造されていなかった「箸」を開発し、百貨店や箸専門店、インテリアショップ等に対する販路開拓に取り組むことにした。
活用内容
専門家(デザイナー)の派遣や求評会「デザインマート」でのバイヤーからの評価・助言により、生活者の視点からの魅力ある商品づくりを支援した。また、「ふくいの逸品創造ファンド事業」の活用をとおして販路開拓のための展示会出展等を支援した。
本事業を通じて、デザイナーの指導を受けることでデザイン性の高い商品群を開発することができた。また、各種展示会に出展し、約15社の新規取引先が確保できた。
さらに、“ 大都市圏のこだわりを持った人” というターゲットに合わせて、有力百貨店でPR活動を行い、数多くの試行販売につなげることができた。これらにより、売上は事業開始から1年間で約900万円となっている。
今回の開発商品が消費者のニーズと合致していることが確信できたことで、今後はさらなる新商品の開発と販路開拓に取り組む予定である。
利用された企業様の声
代表取締役 森下 直樹 氏
今回、この事業を利用させていただいたことにより、展示会出展などを中心とした多くの販路開拓計画を実施することができ、またデザイナーの協力を得て、魅力ある新商品を数多く開発 できました。 同時に、狙いとした方向性において充分に需要が見込めることを確認できたことも大きな収穫で、今後は成果を上げるとともに、ブランドとしての確立を目指し、更なる活動を続けていくつもりです。