センター活用事例
デザインプロデュース事業
デザイン・商品開発
山嘉商店 株式会社
酒器「Tri Tura」のブラッシュアップと販路開拓支援
＜活用事業＞
- デザイン指導相談
- 産業デザインプロデュース事業
- デザインマート事業
- 代表者名
- 山田 喜六
- 所在地
- 越前市
- 業種
- 樹脂成型加工業
- 事業内容
- 業務用漆器製品の成型製造
- 掲載パンプレット
- 平成21年度 活用事例集
事業活用までの経緯
当社は中間加工の下請け体質からの脱却を目指し、保有する技術を活かしたビジネスモデルを構築してＣＡＤを活用した、新造形モデリングシステム手法を導入した取り組みに挑戦していた。
そこで、福井県工業技術センターの3Dモデリングシステム活用による製品ブラッシュアップを進めるとともに酒器「Tri Tura」ブランドを立ち上げ、デザイン性の高い商品を取り扱う専門店への絞り込みを行うことにより販路開拓に取り組んだ。
活用内容
『デザイン指導相談』において、モデリング製品のブラッシュアップ支援を行った。
また、『産業デザインプロデュース事業』グループカウンセリングで著名デザイナーより指導を受けるとともに市場のユーザー評価について指導した。その後、『デザインマート事業』による指導によりデザイン性の高い酒器の販売プロモーション先の検討を行った。
こうしたデザイン性の高い商品ならではの的確なマーケットに向けた戦略のアドバイスを行うことにより、販路開拓が行えた。今回のプロジェクトにおいて開発した商品は、「DESIGN TOKYO 2010」に選定され出展を果たした。また、近畿経済産業局主催の平成22年度「関西デザイン撰」の選定を受けることができた。さらに、銀座のジュエリーショップの販促品への採用、東京デザインセンターデザインショッ
プ、銀座伊東屋にて販売が実現した。このような成果を踏まえ、全国のインテリアショップにも販路拡大を図っているところである。
今後は、中国に向けた販路拡大にも取り組んでいく予定である。
利用された企業様の声
専務取締役 山田 博之 氏
今回のプロジェクトでは、3Dモデリングシステムを取り入れたことにより企画立案から商品完成までのスピードが速まったことに大変満足しており、今後の商品開発のビジネスモデルとしていきたい。 また、デザインマートにおいて、専門家から的確に背中を押していただけたのが自信となり、今回の成果に結びついたと考えています。 今後とも、ユーザーニーズに合致した迅速な商品開発を目指していきたいと思います。
