センター活用事例
技術開発の支援事業
技術開発
株式会社 松浦機械製作所
<活用事業>
- 戦略的基盤技術高度化支援事業
- 代表者名
- 松浦 勝俊
- 所在地
- 福井市
- 業種
- 金属工作機械
- 事業内容
- 工作機械(マシニングセンタ)製造、販売 金属光造形複合加工機製造、販売 CAD/CAM システム販売
- 掲載パンプレット
- 利用の手引き2011
事業活用までの経緯
平成14年度から販売している金属光造形複合加工装置は、金型製作を対象とし販売活動を行ってきたが、販売拡大を実現するに際し、部品製作も対象にできるよう製造技術の開発を行った。部品での一番難しいと思われるものが医療機器であったため、解決する課題のハードルが高いこともあり本事業を活用した。
活用内容
産業支援センターが管理法人となり、同企業、福井県工業技術センターを中心とした研究共同体を構築し、平成18~20年度にかけ戦略的基盤技術高度化支援事業において、金属光造形複合加工技術をベースに、金属光造形複合加工法に適した医療用材料の開発、生体適合性の高い内部構造及び表面構造の開発、統合型CAMの開発と試作評価など産学官共同研究を推進した。
平成22年には、サービスビューローとの業務提携を行い、平成23年には東京での販売拡大を目的に東京フォーラムセンターにLUMEX Avance-25(金属光造形複合加工装置)、5軸MC、射出成形機を設備しショールーム化した。
利用された企業様の声
取締役技術本部長 天谷 浩一 氏
私は、金属光造形複合加工法の開発から製品化に携わり、この装置は、金型製作を対象とする装置として販売を行ってきました。 今回の「戦略的基盤技術高度化支援事業」への応募を契機として、医療機器メーカー、医療関連大学、工具メーカー、材料メーカー、公設試験場と共同体を組み、本プロジェクトに取り組みました。全体的には、時間の問題や精度、安定性に荒削りな点は見えるものの、結果として、世の中には無い物の試作と動物実験まで結びつけることができました。