センター活用事例
技術開発の支援事業
技術開発
アイテック株式会社
<活用事業>
- 戦略的基盤技術高度化支援事業
- 代表者名
- 黒田 優
- 所在地
- 鯖江市
- 業種
- 眼鏡・表面処理加工
- 事業内容
- デジタル家電品、レジャー用品、眼鏡枠等に対する、金属めっき、 装飾性・機能性各種めっき及びその他の特殊表面処理加工 眼鏡フレームの企画・販売
- 掲載パンプレット
- 利用の手引き2011
事業活用までの経緯
地場産業のメガネフレーム表面処理加工の経験、ノウハウを基に、新分野の開発として、機能めっき分野への事業展開を図っている。その中で、近年の環境問題から、自動車、機械、家電産業で、省エネルギーに繋がる、低摩擦・高耐摩耗の部材要求が高まっている。当社では、これらの要求に応えるため、従来品を越える性能を有するめっきによる表面改質に取り組み、課題の解決のため、産学官共同研究による本事業を活用した。
活用内容
産業支援センターが管理法人となり、同企業、福井県工業技術センターを中心とした研究共同体を構築し、平成20~22年度にかけ戦略的基盤技術高度化支援事業において、摩耗防止として利用できるPTFE(ポリテトラフルオロエチレン)と耐摩耗性を付与するためのナノダイヤモンドをめっき皮膜中に複合化することで、耐摩耗性と低摩擦性を有する新たな表面処理技術の開発を目指し、事業化展開を図ることを目的に産学官共同研究を推進した。
現在、試作品の性能試験を実施している。これまでは一定条件下での試験であったが、実機相当の条件における試験に移行し、耐摩耗性、摩擦係数の評価を実施している。
利用された企業様の声
相談役執行役員 進士 豊 氏
我が社は、福井県の地場産業であるメガネのフレームの表面処理で成長してまいりました。今回の支援事業により、基盤技術の高度化が図られ、新しい製品を生み出すことができました。この研究成果を、新事業の核にしてまいりたいと考えています。