センター活用事例
研修
豊ファインパック株式会社
研修への参加と生産現場の見える化で意欲ある人材育成につなげる
<活用事業>
- 中小企業産業大学校研修
- 福井ものづくり改善インストラクター派遣
- 代表者名
- 田中 利希也
- 所在地
- 越前市
- 業種
- プラスチック製品製造業
- 事業内容
- プラスチック製梱包資材の製造販売
- 掲載パンプレット
- fisc総合パンフレット2018
事業活用までの経緯
同社では、自主性を重視する社員教育の方針のもと、外部機関が主催する研修については社員に受講の判断を一任している。
従来は研修を受講する社員は多くなかったが、当センターのIT研修を受講した社員が実務への有用性を強く実感したことを機に、中産大(中小企業産業大学校)の研修へも積極的に参加するようになった。
また、大手電子機器メーカーからの受注が好調であり、今後の受注増に備え、さらなる生産能力の向上が急務となっていた。そのためにも現場改善が必要との認識を持っていた中で、福井ものづくり改善インストラクター派遣事業を知り、利用することとなった。
活用内容
中産大の研修には、製造業向けのテーマを中心に受講者を派遣。受講後は勉強会を開催して学びを共有している。
また、毎週1回開催する会議では、研修を活かした改善提案も増えるようになった。提案制度と連動した人事評価の仕組みを構築していることもあり、社員のモチベーション向上につながっている。
また、ものづくり改善インストラクターには、定点カメラを設置して作業者の動きを把握するなど緻密な現場検証を実施してもらった。その結果、作業能力、動線、作業待ち、仕掛品保管スペースなど、これまで認識が曖昧だった箇所に「ムダ」が生じていることが数値によって明確化され、効率が悪い工程における新規設備投資の説得力ある判断材料ともなった。現場改善に対する社員の意識も高まり、次の目標に向けて改善を進めている。
利用された企業様の声
代表取締役 田中 利希也 氏
中産大の研修はどれも実務に役立つ内容ですし、ものづくり改善インストラクターには、現場にガッツリと入り込み、改善すべき点を明確にしていただきました。スキルアップに積極的な社員が増えており、両制度とも料金設定が良心的な上に、大きな収穫があったと感じています。 今後も中産大の事業などを活用し、さらなる社員の成長に向けて取り組んでまいります。