センター活用事例
研修
株式会社CFCデザイン
小集団活動をインストラクターが後押し 派遣事業を通して社員育成を
<活用事業>
- 福井ものづくり改善インストラクター派遣
- 中小企業産業大学校研修
- 代表者名
- 溝口 芳夫
- 所在地
- 鯖江市
- 業種
- 繊維製品製造業
- 事業内容
- 炭素繊維強化複合材の生産、加工、販売 等
- 掲載パンプレット
- 2019 fisc総合パンフレット
事業活用までの経緯
同社では、軽量・高強度・高弾性に加え、2000℃以上の高温に耐える炭素繊維強化複合材(C/Cコンポジット)を製造している。7年前に設立された若い企業であり、製造部門の本格稼働は3年前ということもあって、現場で活躍するのは主に若手社員である。
現場では若手社員を中心とした5S活動などの小集団活動が軌道に乗り始めており、次のステップとして、“若手社員の育成”も狙った現場改善に本格的に取り組むことになった。
そこで、外部の専門家による指導が有効と判断し、福井ものづくり改善インストラクター派遣事業の利用に至った。
活用内容
現場を率先する3名の中堅社員が実習も交えた講義に参加した。さらに、課題の抽出や改善案を出すためのブレーンストーミングには、教育に重点を置くという同社の方針に沿い、部下の若手社員も参加し、活発な意見交換が行われた。
現場では、連続観測法(ビデオ撮影)やワークサンプリング法などのIE(インダストリアル・エンジニアリング)手法による分析をインストラクター2名と社員が一緒になって行い、改善の目の付け所を学んだ。最終的に、設備や作業スペースのレイアウトの改善、各加工設備での作業の工夫など、より現状に合った改善策をインストラクターが提案。その中で手始めに、書類記入・転機のムダを省くためにノートPCへの直接入力を進め、効率化につなげた。
また、生産産管理をはじめとした中小企業産業大学校の研修も毎年利用しており、現場改善の実践につなげるべく、今後も社員の受講を進めていく予定である。
利用された企業様の声
取締役社長 溝口 芳夫 氏
稼働分析や改善案のブレーンストーミングなどに参加することで、現場改善の進め方を具体的に理解できました。また、社員には改善に対する意識付 けができ、継続することの大切さを分かってもらえたことも大きな収穫です。 提案された改善案をいかに小集団活動として定着させるかが今後の課題。さらなるステップアップに努めて参ります。