センター活用事例
技術開発の支援事業
技術開発
株式会社ボストンクラブ
ウェアラブルデバイス着脱機構を備えた眼鏡フレームの試作および実証評
<活用事業>
- 光学エンジン活用可能性試験調査研究事業
- 代表者名
- 小松原 一身
- 所在地
- 鯖江市
- 業種
- 眼鏡卸売業
- 事業内容
- 眼鏡フレームの企画デザイン開発・製造
- 掲載パンプレット
- 2020 fisc総合パンフレット
事業活用までの経緯
現状のスマートグラスは長時間の装着性に課題があり、スマートグラスの普及にはかけ心地を良くし、作業者の負担を低減することが求められている。同社は、ウェアラブルデバイス着脱機構を設けたメガネフレーム「neoplug」を開発し、2017年に初期モデルを量産化している。neoplugによって光学デバイスが簡便に着脱可能となることで、作業者が必要なときにだけ光学デバイスを装着すればよいため、作業者の負担低減が期待されている。
このような中、支援センターが事務局を務めるふくい光学エンジン研究会に参加し、今後福井大学が開発する超小型光学エンジンを搭載した、より作業者の負担を低減できる実用的なスマートグラス関連製品の開発に繋がることを期待され、新しいモデルのneoplugの試作・実証評価を行うこととなった。
活用内容
既製品の片眼のウェラブルデバイスである「picoLinker」や「Vufine」を着脱できる新しいタイプのneoplug(ハイカーブモデル)の開発を行った。本モデルは、今まで要望の多かったスポーティなデザインを採用した。
開発品は、ウェアラブルEXPOなどの展示会で好評を博し、2020年2月に公開された映画『AI崩壊』の中で未来の警官を演出する小道具として採用された。
今後は、「neoplug」標準規格化を目標に、産地メガネ枠メーカーとタイアップしたプロジェクトにも意欲的に取り組み、グローバルスタンダードなブランドを目指していく。
利用された企業様の声
代表取締役 小松原 一身 氏
デバイスが簡単に着脱出来る機構がついた眼鏡「neoplug」を2017年に量産しました。ウェアラブルEXPOなどの展示会で得た顧客要望から今回、スポーティーなデザインの「neoplug」を量産しました。現在は「アイトラッキング」や「のうはめがね」など、開発段階から採用してもらっております。 小型デバイス用のプラットフォームとして標準化を狙い、今後も取り組んで 参ります。