センター活用事例
技術開発の支援事業
技術開発
株式会社吉光工業
製品化から知財取得、国内・海外への販路開拓まで一貫してサポート
＜活用事業＞
- 中小企業等外国出願支援事業
- 新分野展開による研究成果の製品化支援事業
- 代表者名
- 吉田 知志
- 所在地
- 福井市
- 業種
- 建築業
- 事業内容
- 屋根・外壁・雨樋工事
- 掲載パンプレット
- 2022 fisc総合パンフレット
事業活用までの経緯
同社は屋根工事・建築板金工事会社である。代表は一級建築士でもあり、建築の周辺分野も詳しいのが特徴である。
同社の装飾瓦「Woven Ceramic」は、建築家からの依頼を形にすべくFOIPの支援制度を活用し越前瓦メーカーと開発した商品である。今までにない意匠性・自然素材・耐凍害の不燃材で、国内全域で内外装材として販売・使用できる。国内展示会（メッセナゴヤ2021でのFISC出展ブース、組合まつり2021＠東京国際フォーラム）にて広報・販路開拓を行った際には、一般来場者の好評を得て、取り扱いを希望する会社もあった。
日本らしさを想起させる同商品は、国内はもとより、建設市場規模が3兆ドルを超えている海外市場を視野に入れている。一例として、現地日本食店舗にアプローチするなど海外展開を進めている。
今後、海外展開に向けて、欧州、米国、英国、中国へ出願を行うことにした。しかしながら、海外への商標出願においては相当の費用を伴うため、出願費用の1/2以内の支援を行う「中小企業等外国出願支援事業」を活用することに至った。
活用内容
中小企業等外国出願支援事業を活用した欧州、米国、英国、中国への商標をマドプロ出願（マドリッド協定議定書に基づく国際登録出願）による出願経費支援および、新分野展開による研究成果の製品化支援事業を活用した展示会出展に基づく販路開拓支援を受けた。これにより商標権を保持することで、今後も安心して展示会への出展と海外瓦メーカーへのアプローチ・訪問を行うなど、海外展開を図ることが可能となった。
利用された企業様の声
代表取締役 吉田 知志 氏
「中小企業等外国出願支援事業」を活用し、マドプロ出願にて欧州、米国、 英国、中国への商標出願を実施することが出来ました。県内への出荷が主となる地場産業の越前瓦で作った商品を、県外さらには海外の販路開拓を目指していましたが、これで商標ブランディングした海外展開をすることが可能となりました。窯業製品のため輸送費・破損のリスクがあるのがネックですが、将来的にはライセンス契約などの可能性もあります。以上、製品化から国内・海外への販路開拓まで一貫して応援いただいています。
