センター活用事例
技術開発の支援事業
技術開発
若狭三方ビバレッジ株式会社
商標の外国出願に要する経費を補助し、海外での事業展開をサポート
<活用事業>
- 中小企業等外国出願支援
- 代表者名
- 新屋 明
- 所在地
- 若狭町
- 業種
- 酒類・飲料製造業
- 事業内容
- 梅酒、梅飲料の製造・販売
- 掲載パンプレット
- 2024 fisc総合パンフレット
事業活用までの経緯
同社は、飲料を企画・製造・販売する会社であり、福井で栽培される梅の希少品種「紅さし梅」を原料とした梅酒および梅果汁を使用したジュースの生産を自社工場で行っている。同社の商標である「BENICHU」(ベニチュー)のブランド梅酒は、アジア圏(中国、シンガポール、香港など)にて既に出願および国際登録され、人気商品として数多く輸出されている。和食への関心は、アジア地域だけでなく、その他の海外でも高まっており、日本酒・梅酒の人気も同様に高まってきたことで、さらなる販路開拓のために、一大市場である米国でも商標「BENICHU」の外国出願を行うことにした。商標を外国出願するためには相当の費用負担を伴う事から、出願費用の1/2以内の支援が得られる「中小企業等外国出願支援」事業を活用することとなった。
活用内容
米国への商標を、マドプロ出願(マドリッド協定議定書に基づく国際登録出願)の事後指定(国際登録された後に、指定国や指定商品(役務)を追加)し、中小企業等外国出願支援事業を活用して、その出願経費の一部支援を受けた。その結果、商標権利を保持したうえで、米国で日本の食材・酒類を取扱う小売店、飲食店へ営業活動が行え、今後も安心して梅酒BENICHUの採用店舗の拡大を図ることが可能となった。
利用された企業様の声
代表取締役 新屋 明 氏
「中小企業等外国語出願支援事業」を活用し、商標「BENICHU」の外国出願を実施することが出来ました。これまでもアジアエリアへの出願で活用してきましたが、米国への海外展開を視野に入れていたため出願しました。日本食のニーズとともに梅酒の需要の販路開拓に、商標登録の準備が整ったので、これから営業活動を進め着実な輸出拡大を目指したいと考えています。