センター活用事例
ふくいオープンイノベーション推進機構
技術開発の支援事業
受託研究
技術開発
株式会社アフレル
業界初!産学官連携による配膳ロボットの眼鏡製造現場導入の実証実験
<活用事業>
- 令和5年度 成長産業チャレンジ支援事業補助金事業[早期事業化型](FOIPプロジェクト支援)
- 代表者名
- 小林 靖英
- 所在地
- 福井市
- 業種
- 情報通信
- 事業内容
- ロボット技術を駆使した人材育成支援サービスの提供
- 掲載パンプレット
- 2024 fisc総合パンフレット
事業活用までの経緯
同社は、配膳サービスロボットの研究開発・設計・製造を手掛けるPudu Robotics社(深セン)の国内販売代理店事業を行っている。これまで、Pudu Robotics社製品が現場導入された際は、実働までに長い時間を要する事が課題となっており、同社の経営資源を活用し導入に向けたプログラムや教材の開発を検討していた。しかし、適切な実証実験のフィールドが見当たらなかったことから、産学官連携企業を求めてFOIP(ふくい産業支援センターが相談窓口)に相談していた。
活用内容
FOIPと相談し、フィールドとして数社との異業種間情報交換を実施した。同社の取り扱うロボットの仕様や特性等から、軽量部品の搬送や汚染対策を講じた病院でのカルテ搬送などのニーズに着目し、その上でまずは県内の眼鏡業界で取り扱う軽量部品の現場配送フィールドを選定した。産業支援センターでは株式会社シャルマンと県補助事業を紹介するとともに研究プロジェクトの立上げを提案した。
令和5年春、県産業労働部の成長産業チャレンジ支援事業補助金事業に採択され、同年7月にはプロトタイプ教材を試作し、現場での実証実験を行ったところ、2週間でのロボット稼働に成功した。この結果、眼鏡業界初の実証実験の結果等を、県外での要素技術系展示会に出展。実証実験に用いた自動搬送ロボット「PUDU Bellabot」も実働展示し、生産現場における搬送ロボットの強みを体感できるエリアを設置、人件費削減等の導入によるメリット、回収期間等の試算結果の訴求を行った。
利用された企業様の声
代表取締役社長 小林 靖英 氏
配膳ロボットの国内販売のための新たな仕組みづくりとして、導入向けプログラムや教材開発を模索して相談したところ、支援制度紹介から技術課題設定、資金獲得の申請支援、事業進捗フォローや広報まで、多岐にわたって支援を頂けた。結果、弊社は技術開発に重点を置くことができ、開発期間短縮化に繋げられている。