センター活用事例
専門家相談
福井県よろず支援拠点
株式会社増田喜
IoTを活用した古紙回収カートシステムの構築と業務効率化
<活用事業>
- 知的財産
- 代表者名
- 増田 喜一郎
- 所在地
- 福井市
- 業種
- 製造業
- 事業内容
- 古紙などの収集、リサイクル
- 掲載パンプレット
- 株式会社増田喜
事業活用までの経緯
福井市から3年計画の補助金を受け、①古紙集積カートとサーバ間の通信システム、及び②古紙集積カートを介した回収者とサーバ間の通信システム、からなる古紙回収システムを開発している。このシステムを構築するに当たり、特許権や意匠権などの知的財産権による保護も併せて行いたいため、具体的なカートおよび通信システムの構成を相談するべく、よろず支援拠点へ相談に訪れた。商品開発には他社の特許権等を侵害しないかの調査が不可欠である。また、開発するシステムを他社の模倣から保護するには、知的財産権を取得するのが望ましいので、特許権の侵害調査と如何にして特許性を回収カートシステムに盛り込むかについて議論した。議論を通じて、独自の回収カートシステムに関する様々なアイディアが生まれ、オリジナルな回収カートシステムを作製することができた。昨年度までに、重量センサと高さセンサで内部に溜まった段ボール量を計量し、サーバに送信するIoTカートシステムをマルツ電波と共同開発した。現在、数台を実店舗に配置してデータ収集を行っており、①の通信システムの改良に取り組むと共に、②の回収用通信システムについても構想の具体化を進めている。現在完成している①の通信システムにより、リアルタイムで古紙集積カート内の古紙の集積度を把握でき、古紙を回収するべき場所とタイミングを本社PCやスマートフォンから知ることができる。
活用内容
商品開発には他社の特許権等を侵害しないかの調査が不可欠である。また、開発するシステムを他社の模倣から保護するには、知的財産権を取得するのが望ましいので、特許権の侵害調査と如何にして特許性を回収カートシステムに盛り込むかについて議論した。議論を通じて、独自の回収カートシステムに関する様々なアイディアが生まれ、オリジナルな回収カートシステムを作製することができた。昨年度までに、重量センサと高さセンサで内部に溜まった段ボール量を計量し、サーバに送信するIoTカートシステムをマルツ電波と共同開発した。現在、数台を実店舗に配置してデータ収集を行っており、①の通信システムの改良に取り組むと共に、②の回収用通信システムについても構想の具体化を進めている。現在完成している①の通信システムにより、リアルタイムで古紙集積カート内の古紙の集積度を把握でき、古紙を回収するべき場所とタイミングを本社PCやスマートフォンから知ることができる。
利用された企業様の声
代表取締役 増田 喜一郎 氏
知財の保護を進めながら、独自性の高い製品開発を行うことができた。開発に関与する事業者もよろず支援拠点のネットワークを活用して紹介できた。