伴⾛型DX推進プロジェクト

IT・DX

株式会社TAYASU

若手社員が作業日報アプリを自作し、作業効率化と利益率向上を実現

<活用事業>

  • 伴走型DX推進プロジェクト、ふくいDX経営塾
代表者名
田安 繁晴
所在地
福井市
業種
製造業
事業内容
金属製品の加工・修理・注文制作、自社ブランド製品の開発・販売

事業活用までの経緯

福井市の株式会社TAYASUは、鉄鋼製品の小ロット多品種生産やオーダーメイド製品の製作を行っている。同社では、従来から作業日報などを紙で管理していたため、案件ごとの工数や利益率といったデータを蓄積・活用できていなかった。
こうした課題を解決するため、田安社長のもと、若手社員を中心に作業日報のアプリ化に着手することとなったが、自社でのアプリ開発の経験が乏しかったことから、当センターのDX支援事業による伴走支援を受けて取組みを進めることとなった。

活用内容

「ふくいDX経営塾」にてデジタル化に必要な知識や組織論等を学びつつ、「伴走型DXプロジェクト」で派遣されたITコーディネータの支援を受けて作業日報アプリの開発を進めていった。専門家はアプリの内容のアドバイスだけではなく、代表者と開発者の認識のすり合わせ等にも関わったことで、目的を見失わず自社の求める機能を持ったアプリを開発することができたという。
作業日報アプリを開発した同社では、各作業にかかる工数を社員ごとに数値化・見える化できるようになったことで、個人の作業効率に基づく評価が可能となり、社員の意識向上や利益率の改善といった効果が生まれている。その結果、業務にかかる時間と予算に余裕が生まれ、新規事業の展開も視野に入るなど、積極的なデジタル活用が新たな挑戦の原動力となっている。

利用された企業様の声

代表取締役 田安 繁晴 氏

専門家とのやり取りを通じて、自社に最適な仕組みを短期間で構築することができました。作成したアプリから得られたデータを基に、社員が自ら工夫し改善を重ねていく様子から、今回の取組が単なるデジタル化にとどまらず、人材育成や意識改革にもつながったと実感しました。次の事業展開にも良い循環が生まれています。

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