センター活用事例
補助金
ふくいの逸品創造ファンド事業
株式会社小大黒屋商店
和ろうそくによる“癒し”市場への進出をサポート
<活用事業>
- ふくいの逸品創造ファンド
- 代表者名
- 大津 伊平
- 所在地
- 鯖江市
- 業種
- ろうそく製造業
- 事業内容
- 和ろうそく・薫香の製造販売
- 掲載パンプレット
- 活用事例集2012
事業活用までの経緯
当社は約150年の歴史を持つろうそく製造の老舗企業。和ろうそくは地域ごとに色や太さ、大きさが違い、一定の規格で全国展開しづらい商材であることから、創業以来、地元密着の商いを続けてきた。
しかし昨今、仏壇をとりまく環境は大きく変化。40代前半の経営者は、同世代では自宅に仏壇を備える家庭はむしろ少数派となっていることや、県外の展示会で仏壇のコンパクト化が進んでいるのを目にして、ドラスティックな変化が起きていることを実感。
そんな中、「30年後にも、和ろうそく屋として残る柱を」と考え、仏事以外の市場を見越した商品開発と販路開拓に取り組むことにした。
活用内容
植物由来原料の和ろうそくは洋ろうそくに比べ加工が難しく、大手の参入が少ないニッチ市場であるため、チャンスがあると考えた当社は、「越前和ろうそくの製造技術を活用したアロマ和ろうそく」の開発と販路開拓をテーマに「ふくいの逸品創造ファンド」支援事業の採択を受けた。きれいな香りと安定した炎を両立できるよう、試行錯誤をしながら商品を開発、「国際見本市インテリアライフスタイル」にも出展し、手応えを得た。
今後は、生産体制の確立やネット販売等も含めた販路開拓等に力を入れ、本格的な事業化を目指す。