センター活用事例
専門家相談
経営⾰新計画の作成⽀援
エーシングループ 永森建設株式会社
地産地消による「本物の家づくり」推進をサポート
＜活用事業＞
- 経営革新計画承認支援
- 代表者名
- 永森 芳信
- 所在地
- 福井市
- 業種
- 建築業
- 事業内容
- 注文住宅の設計・施工・監理、提案型リフォーム業（古民家再生、民家再生等）、造園業、土木業
- 掲載パンプレット
- 活用事例集2012
事業活用までの経緯
当社は、福井の風土に合った木材のほか、和紙、瓦などの良質な県産品を積極的に活用し、古材や無垢材などを使用した“本物志向”の家づくりに取り組んでいる。こうした材料の良さをお客様に実感してもらうために、いくつかの事業を検討していた。その中で、大手ハウスメーカーとの差別化を図っていく上で、県産材を本格活用した新展示場のオープンは当社の重要課題であり、金融面の優遇措置も魅力に感じたため、経営革新計画の策定に取り組んだ。
活用内容
当センターは、新展示場の建設に限らず、展開を考えている複数の事業を、お客様が満足できる仕組みづくりとしてトータルで捉えて計画にまとめるようアドバイスした。これを受けて当社では、現場の工程をお客様に分かりやすく伝え、そして信頼を得られるようにと、森林や木材加工場の見学から完成品としての新展示場までを一貫して提案するプロジェクトを策定。「『県産品』『古材』を用いた『本物の家づくりの推進』」をテーマに、経営革新計画の承認を受けた。2012年に完成した梁や柱にこだわった新展示場は、同社の提案型リフォーム・古民家再生部門の営業拠点として活用されている。
また、計画を一部変更して宿泊体験型展示場も開設。LDKという発想にとらわれない団欒の場、和紙畳使用のベッドを備えた子ども部屋等々、同社の提案を至る所に盛り込んだほか、温泉宿のような趣で腰を据えて展示場を体験できる空間を演出している。
現在、県産材の良さをもっと知ってほしいという想いを胸に、森林ツアーや工場見学会など経営革新計画に掲げたプランを着実に積み上げているところである。
利用された企業様の声
代表取締役 永森 芳信 氏
具体的な数字（中期経営計画）が見えてくると、社員一人一人も目標を持てるようになります。目標を達成するためには、思考力や実行力が必要となります。それを切り口に技術力や設計力をさらに高めていくことができるようになりました。また、今回の新展示場は当社の培った経験と技術の集大成であり、若手の技術者にこれらを伝承するという意味でも大きく貢献しています。
