センター活用事例
専門家相談
株式会社ケア・フレンズ
経営革新計画の承認を受け、地域の高齢者へ食事処を提供
<活用事業>
- 総合相談窓口
- 代表者名
- 脇屋 和美
- 所在地
- 福井市
- 業種
- 老人福祉・介護事業
- 事業内容
- 小規模多機能型居宅介護、居宅介護支 援、訪問看護、訪問介護等
- 掲載パンプレット
- 活用事例集2014
事業活用までの経緯
同社は平成12年に設立し、福井市内において訪問系介護サービスを始め、その後は小規模多機能型居宅介護事業や障害者自立支援事業など事業の幅を広げてきた。
その経験の中で、高齢者の困りごとは食事に起因することが多く、また地域には高齢者が気楽に集える場所が少なく、不安や孤独感を抱えていることも多いことがわかった。そこで、同社の主要な事務所兼施設を新築移転することに併せ、施設の一部を食事処として地域の高齢者等に開放し、飽きのこない美味しく健康的な家庭料理を安価に提供すると同時に、地域の人々とコミュニケーションを図れる場を提供することを計画した。
また、市内には厨房のない通所介護事業所等も多いため、当社が培ってきた高齢者向け食事を調理するノウハウと新たな施設の厨房を活かし、それらの事業所に食事を配達する事業も併せて実施するという経営革新計画の策定に取り組むことにした。
活用内容
同社は、平成25年度に県から経営革新計画の承認を受けた。同計画の承認申請に向けて、当センターは事業計画の整理方法や申請書作成における留意点等の助言を行うなど、経営革新計画の策定をサポートした。
現在、同社は計画に基づき、新たな事業に積極的に取り組んでおり、平成26年3月には事務所兼施設『まちよか』をオープン。利用客は徐々に増えてきている。
今後は、食事処の新メニュー開発と並行して、地域住民へのアンケート等の実施により、更に利用しやすい施設を目指すほか、食事の配達先である通所介護事業所等の開拓などを進めていく予定である。
利用された企業様の声
代表取締役 脇屋 和美 氏
経営革新計画の承認を受ける過程で、経営上の専門的なアドバイスを受ける機会に恵まれ、これまでの事業の見直しと共に今後の事業展開を具体的にイメージすることができました。また金融機関からの融資もスムーズに進みました。 今後も地域のニーズに耳を傾け、地域福祉の拠点となれるよう努力を続けて参ります。