センター活用事例
ベンチャー創出
株式会社 秀峰
時代の変化をとらえ、強みに変える!SDGs時代に飛躍する福井発ベンチャー
<活用事業>
- 福井ベンチャーピッチ
- 代表者名
- 村岡 右己
- 所在地
- 福井市
- 業種
- 印刷業
- 事業内容
- 特殊眼鏡、特殊印刷(球面、曲面印刷)、 極細配線導電印刷、印刷機システム販売
- 掲載パンプレット
- 2021 fisc総合パンフレット
事業活用までの経緯
同社は特殊曲面印刷および印刷機システムの販売を行う会社。「水と空気以外はなんでも印刷できる」というこの革新的な印刷技術は、2007年に「第2回ものづくり日本大賞内閣総理大臣賞」を受賞。現在は、自動車の内装部品や高級サッシなど、幅広い分野から注目を集めている。同社の印刷技術の強みは「多品種・小ロット・低コスト」。直接対象物の定位置に高精度な印刷を行うことができるため、意匠性の高い高付加価値の商品への印刷を実現することができる。しかし一方で、すでに業界標準として定着し、大ロットでのコストダウンできるフィルム転写方式の圧倒的なシェアに食い込んでいくためには、あともう一押しインパクトのある強みが欲しいと村岡社長は考えていた。
活用内容
そんなタイミングで、第6回福井ベンチャーピッチ(2020年3月開催)に登壇。当センターのベンチャー支援を受ける中で、「環境への配慮」という新たな切り口を見出した。従来のフィルム印刷方式は、インクを定着させる際に有機溶剤を使用することになり、どうしても廃液が生じる。しかし、同社の印刷インクは有機溶剤を使用しないため、廃液が出ず環境に非常に優しい。環境への配慮がますます必要となる時代にあって、その特性は大変な武器になる。同社は、福井ベンチャーピッチ登壇を契機に、全国・海外企業との商談が複数進展している。
利用された企業様の声
代表取締役社長 村岡 右己 氏
福井ベンチャーピッチに登壇し、経験豊富な専門家にサポートしてもらえたことが大きな転機になりました。特に、SDGs を切り口にビジネスを整理するとビジネスチャンスがあるという視点に気づかされたことは目から鱗でした。今が販路拡大の絶好のタイミング。当社の曲面印刷技術を全国・世界に広めていくつもりです。