センター活用事例

補助金

ふくいの逸品創造ファンド事業

株式会社とば屋酢店

糖質制限ドレッシング、調味料の開発と販路開拓

＜活用事業＞

ふくいの逸品創造ファンド事業

代表者名: 中野貴耀
所在地: 小浜市
業種: 食酢製造業
事業内容: 米酢、ドレッシング、ポン酢等調味料および漬物の製造販売
掲載パンプレット: 平成21年度活用事例集

事業活用までの経緯

当社は、創業以来300年に渡り、「小鯛の笹漬け」など、昔から若狭地方の魚介類の加工に必要なお酢を製造してきたが、近年急増している糖尿病、メタボリックシンドロームなどをはじめとする生活習慣病への関心の高さから、健康訴求や新用途の視点を加えた新商品を開発し、潜在的にある新たな市場を開拓する必要性を感じていた。
そこで、長年培った酢の加工技術と、地元の食材等を活用し、新たに糖質制限調味料を開発し、販路開拓を行うことにした。

活用内容

ふくい逸品創造ファンド事業への申請に向けた事業計画のブラッシュアップを支援したほか、助成金により商品開発から販路開拓までの取り組みを資金面で支援した。
また、事業採択後には、新聞、テレビ等のマスコミへの情報提供による商品ＰＲ、販路開拓の支援を行った。
助成事業として、地元の塩や梅、トマトなどを使用しながら様々な糖質制限調味料の開発に取り組んだ結果、最終的に地元の天然塩やお酢等を使用した「塩ポン酢」を開発することできた。完成した塩ポン酢は、糖質制限の目安である炭水化物量の100ｇ当り5ｇ以下の条件をクリアしながらも、鍋物やサラダなど様々な用途で美味しく食することができ、高い評価を得ている。
現在、県内の土産店や高速道路のサービスエリア、道の駅など約20 件の販売先で販売しているほか、自社のホームページにて通信販売も行っている。特に、全国放送のＴＶ番組「満天☆青空レストラン」で紹介されたことで注文が殺到し、これまでの売上は全体で1,700 万円となっている。
今後は、今回の糖質制限調味料の開発のノウハウを生かし、更なる商品開発、販路開拓につなげていきたいと考えている。