朝一のRSSフィードチェックで「おお」という感じのニュースが。
オープンソースのプログラミング言語「Ruby」の開発者であるMatz(まつもとゆきひろ)氏が、Ruby on RailsのPaaSなどをクラウドで提供しているHeroku社にRubyチーフアーキテクトとして就任することが決まったそうです。
(Rubyの開発コアメンバー数人も、あわせてスタッフとなる方向で話が進んでいるとのこと)
今回の就任に際しては「Rubyの開発支援」を戦略的に推し進める米セールスフォース・ドットコムの意向が強いそうで、この流れに沿って昨年12月にHerokuを買収し、今回の就任にこぎつけたのではないかとのこと。
今回の件により、Rubyの開発が加速することは間違いないでしょう。
未来のクラウド事業の中核を担う技術になっていくことを期待しています。
で、ここからは余談を一つ。
Matzさんには、学生向けの事業「ふくい情報産業魅力発見フェア」にて一度お越しいただいたことがありまして、その際駅までの送迎をさせていただいたことがございます。
業界の最前線で活躍されている方というのは、何かしらオーラというかそうした空気感(←悪い意味ではないですよ)をお持ちになっている方が多いのですが、Matzさんは私が見てきた大方の開発好きな方々がお持ちになっているようなフレンドリーな雰囲気で、とても気軽にお話しできたのが印象に残っています。
なお、Matzさんは今まで同様、ネットワーク応用通信研究所フェロー、楽天技術研究所フェロー、Rubyアソシエーション理事長といった肩書きはそのまま持ち続けるとのこと。
Matz氏のさらなる活躍を心よりお祈りしています。
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